06 大学執行部セッション

「科学技術イノベーションへの貢献
9月1日 13:10~14:40 大会場(8階ホール)

 URAが各大学に導入され始め,その制度は次第に整いつつある。URAは,研究力強化を目指した研究支援はもとより,研究拠点形成マネジメント,研究成果の社会還元促進などにおける役割も求められてきている。特に,大学に対するイノベーションへの期待が高まる中で,イノベーション政策において大学を核とする産業・地域クラスターの整備が国際的に共通の課題となっており, URAにもイノベーションへの貢献が期待されている。本セッションでは,大学発のイノベーション創出を目指す上で,イノベーション基盤としての大学の在り方,それをどう形成していくのかといった戦略について,各事例を通して考察すると同時に,大学執行部の視点からURAへの期待について考える。また,海外のイノベーション拠点の実例として,ニューメキシコ大学を中心としたイノベーションエコシステムも紹介する。





【モデレーター
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 山崎 光悦(金沢大学 学長)

金沢大学学長,リサーチ・アドミニストレーター(RA)協議会会長

1976年金沢大学大学院工学研究科修士課程修了.1976年金沢大学工学部助手,1985年助教授,1994年同工学部教授.1989年~1990年カリフォルニア大学サンタバーバラ校研究員.2002年~2010年学長補佐.2010年~2012年理工研究域長および理工学域長,2012年理事/副学長(研究・国際担当)2014年より現職.2015年現在,日本学術会議連携会員,公益財団法人大学基準協会常務理事,RA協議会会長.専門分野は設計工学,計算力学,材料力学など.



【パネリスト】
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 坂本 修一(文部科学省 科学技術・学術政策局 産業連携・地域支援課長)

京都大学工学部卒業、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科修士課程修了、京都大学博士(エネルギー科学)。1992年旧科学技術庁入庁。文部科学省研究開発局宇宙利用推進室長、地球・環境科学技術推進室長、大臣官房会計課予算企画調整官、総務課副長、ナノテクノロジー・材料開発推進室長、研究開発戦略官(核融合・原子力国際協力担当)を経て、2014年10月より産業連携・地域支援課長。



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 岩井 善郎(福井大学 理事(研究,産学・社会連携担当)/副学長)

1978年より福井大学工学部機械工学科・講師、その後、助教授を経て、1991年工学部機械工学科教授。2000~2001年スウェーデン、連合王国文部省在外研究員。2012年同大学院工学研究科長・工学部長。2013年より現職。研究推進、産学・社会連携、地域貢献を担当。専門分野はトライボロジー、材料加工・表面処理、機械材料学。日本機械学会、日本トライボロジー学会、日本設計工学会、精密工学会。



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 池田 雅夫(大阪大学 経営企画オフィス 特任教授,シニア・リサーチ・マネージャー)

1973年より神戸大学、1995年より大阪大学に勤務。工学研究科機械工学専攻教授、同副研究科長、大阪大学評議員等を経て、2010年大型教育研究プ ロジェクト支援室統括マネージャー・特任教授。2013年8月~2015年8月副学長(URA担当)。2016年4月より現職。

計測自動制御学会、IEEE、日本機械学会のフェロー。2005年 計測自動制御学会会長。教育研究、管理運営の経験をURA業務に活かしている。



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 若山 正人(九州大学 理事(副学長)

1985年広島大学(理学博士)。1997年に九州大学教授、九州大学大学院数理学研究院長・数理学府長、九州大学産業技術数理研究センター長、九州大学高等教育開発推進センター長を歴任し2010年九州大学副学長に就任。2009年主幹教授。2011年、九州大学マス・フォア・インダストリ研究所(創立)所長、同時に基幹教育院院長代理に就任。2014年より現職(研究、産学官社会連携担当)。



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 星 エリ(ニューメキシコ大学(州立) 技術移転&経済開発事務所(STC.UNM) 大学ベンチャー&国際事業マネージャー)

学習院大学経済学部経営学科卒、ニューメキシコ大学(州立)にて行政学修士(MPA)取得。'06年よりニューメキシコ州政府と日本企業、経産省/NEDOのリエイゾン役として日米共同研究開発事業に従事。'08 年よりニューメキシコ大学技術移転事務所STC.UNM知的財産コーディネーター。'13 年より経済開発マネージャーとして地域イノベーション産学官連携プロジェクトを担当。'15年より現職にて国際提携に従事。