14 杉原 忠:京都大学学術研究支援室

「大学の国際化促進のためのURAとは ~雇用、育成、ネットワーク~」
9月1日 15:00~16:30 小会場B(研修室602)

 皆さん、ご自身の大学で国際化は進んでいますか?大学の国際化が謳われて久しく、これを後押しするための文部科学省等による助成事業が多数実施されてきた。大学のランク付けシステムの流れに巻き込まれた日本の大学にとって、国際化は無視できない大きさを持つ重要な要因であり、大学としての対応が迫られている。そんな中、大学の国際化促進のためにURAは何ができるのだろうか?

 本セッションは二部構成です。まず前半では京都大学学術研究支援室(KURA)副室長である杉原が、大学の国際化を支援している京都大URAに焦点を当て、URA人材の雇用、教育、そして他大学国際業務担当者とのネットワーク形成について紹介します。

 後半では「国際化とは何か」という根本的な疑問をもう一度参加者と一緒に考えるきっかけを作りたいと思います。そこで、シャープ株式会社で 13年間にわたり「コミュニケーションデザイン」をご担当され、「液晶のSHARP」としてのブランドイメージを世界的に確立することに貢献なさった日本アーツ株式会社マーケティング本部の酒井裕典参与をお招きし、インタビュー形式でのトークショーを開催します。世界へのアピールに必要なものは何か、酒井氏が国際的な見本市でのプロジェクトを通じて見えたものをご紹介いただき、「英語が話せる」以上の貢献がURAにできないか、酒井氏とのトークの中からその可能性を探ります。またトーク終了後の時間を最大限に使い、参加者を含めての議論や情報交換を期待しています。





【セッションオーガナイザー・司会者】
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 杉原 忠(京都大学学術研究支援室 副室長)

東北大学理学部物理第二学科卒業。九州工業大学大学院情報科学専攻 博士(情報工学)。理化学研究所脳科学総合研究センター、米国ジョンズ・ホプキンス大学、ロチェスター大学などでシステム神経科学、認知脳科学研究者として従事。2012年より京都大学学術研究支援室URA。2014年よりシニアURA、副室長。RA協議会代議員。NCURA Magazine Contributing Editor。


【講演者】
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 酒井 裕典(日本アーツ株式会社 マーケティング本部 参与)

1984年、日本のグラフィックデザインのパイオニアである今竹七郎の元で、空間及びビジュアルデザインのトータルデザインを学び、トップ企業のデザインコンサルタント業務を行う。

2003年からシャープ(株)のデザイン部門に移籍。CIデザインの刷新を初め、液晶テレビ「アクオス」を中心に「液晶のシャープ」のブランドイメージを世界に発信。2015年から日本アーツ(株)参与。

グッドデザイン賞 ゴールドアワード受賞他。