10 EURAXESS Japan

「大学の国際的評価向上を目指してURAが貢献できる事
 ~日欧研究協力・研究者の交流をもとに~」
9月1日 13:10~14:40 小会場C(研修室603)

 ここ数年、国際競争が激しくなって研究においての日本の立場が試されることにもなりました。数々の論文や調査によりますと、特に日本では(頻繁ではない)国際共同研究と研究者の交流(海外へ・海外から)が活発でないことが問題です。国際化が進まないと競争力(率)も下がるという結果になっています。

 その中、所属している機構の国際プロファイルを上げるため、URAには何ができるか?URAは、研究・開発において非常に大切な役割を果たしています。機構の研究戦略を支えながら(トップ・ダウン)、研究者を育てる役割(ボトム・アップ)もあるからです。そのため、国際共同研究や研究者交流の可能性を最大に広げるための知識が必要です。

 本セッションでは、日欧研究協力・研究者の交流をもとにして各研究機構の国際化を図れるようにURAに最適な情報とノーハウ等を提供します。まず、欧州連合(EU)の研究協力・交流企画ホライゾン2020(Horizon 2020)、ERC(European Research Council)グラント、MSCA (Marie Sklodowska Curie Actions)グラント等がわかりやすく(精密に)、ソリューション指向で紹介されます。最適なプログラム、協力相手や受け入れ先等を探す方法を明らかにします。さらに、NCP Japan、ジュピスト(JEUPISTE)やユーラクセス(EURAXESS)の提供する国際化につながる実用的かつ研究者むけのツールを紹介します。





【セッションオーガナイザー・講演者】
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 Matthieu Py(EURAXESS Japan Office Director)

2008年仏ENSPG(現PHELMA)と京大で材料工学修士。2011年仏原子力庁・電子情報技術研究所で博士取得。京大でポスドク後、在日仏大使館科学技術部、2014年から現職。仏アヴィニョン出身。


 

【講演者】

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 Tom KUCZYNSKI(Delegation of the European Union to Japan 
 S&T Section S&T Advisor)

ポーランド出身。経済学博士(広島修道大学)。2006年より2012年まで在日ポーランド大使館一等書記官として科学、工学、イノベーション、エネルギー、気候変動問題を担当。2012年から駐日EU代表部にて科学技術部のアドバイザーとして日EU間での連携研究を担当している。



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 Naomichi YAMADA(NCP Japan
 科学・技術・イノベーション Manager)

2016年6月より日欧産業協力センターに於いて、HORIZON 2020 ナショナルコンタクトポイントに就任。



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 Stijn LAMBRECHT(JEUPISTE Project 
 科学・技術・イノベーション Project Manager)
 

ステイン・ランブレヒト氏は日欧産業協力センターにて、「JEUPISTE」と呼ばれるプロジェクトマネージャーを務めています。このプロジェクトは科学、技術そしてイノベーション分野での日欧間の協力を促進し、強化することを目的としています。同時に、日本におけるHORIZON 2020でのICT分野におけるナショナルコンタクトポイントとしての役割も担っています。