【概要】
福島国際研究教育機構(F-REI)は、福島復興再生特別措置法に基づき、2023年4月1日に設立された特殊法人です。福島をはじめ東北の復興を実現するための夢や希望となるものとするとともに、我が国の科学技術力・産業競争力の強化を牽引し、経済成長や国民生活の向上に貢献する、世界に冠たる「創造的復興の中核拠点」を目指しています。
このため、本機構は、研究開発ユニットにおけるユニットリーダーを中核とした研究開発人材の確保と研究インフラ整備を最優先課題に据えながら、創業支援・企業との共同研究などの産業化機能、連携大学院や若者世代向け人材育成機能も段階的に発揮していく計画です。研究開発人材の確保に関しては、当初、外部委託等による研究実施から直接雇用やクロスアポイントによる研究開発人材確保への移行を順次進めています。
また、本機構は、「研究開発」と「産業化」を両輪とする新しい研究機関です。これに相応しい組織とすべく、基礎研究から実証研究、社会実装(知財マネジメント、スタートアップ支援等)までの一体的管理を適切に実施できるよう、研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化等を支える業務を行う高度な専門人材(専門員)が最大限活躍する環境を整えます。このため、研究員だけでなく、高度な専門人材(専門員)の採用を進めています。
その中で、本機構の5分野(ロボット、農林水産業、エネルギー、放射線科学・創薬医療・放射線の産業利用、原子力災害に関するデータや知見の集積・発信)の研究開発に関し、先端的な研究開発基盤(研究分析・計測機器、HPC(High Performance Computing)、情報ネットワーク等)を管理しつつ、研究者と協働して、実験、シミュレーション、AI活用等を実施する、専門員(リサーチ・エンジニア)を公募します。
専門員(リサーチ・エンジニア)は、研究者と対等にコミュニケーションし、先端的な研究開発基盤の整備・管理・運用を通して、実用化開発を行う人材です。
【募集職種】
専門員(リサーチ・エンジニア)
【募集人数】
若干名
【職務内容】
今回の公募では、以下の業務に従事いただくことになります。応募者の経験や適性を考慮し、さらに職務内容(具体的な業務)を絞り込む予定です。
先駆的なAI for Scienceラボの構築・管理、これを用いた研究実施
例えば、研究開発ユニットにおいて、以下の研究開発課題を実施するため、実験等の自動化・自律化・遠隔化を進め、実験、計算、因果推論をリアルタイムで相互に進めるラボを設計し、構築・管理する業務を行う。さらに、構築したラボにおいて、研究者と協働し、研究開発を行う。
(研究開発課題の例)
・農林水産業分野:除染後土壌における農業ビックデータ(土壌、微生物、作物)の統合解析とモデル化
・エネルギー分野:触媒、高分子電解質の自動合成・自動解析
【応募資格】
- 上記の業務遂行に責任感を持って専従する意思を持つこと
- 修士相当の学位を有すること(博士の学位を有することが望ましい)
- 組織的な業務遂行に必要な協調性、コミュニケーション能力を有すること
- 本機構の研究に関する基本的な知見と興味を有すること
- これまでの実務経験で身につけた専門性を活かしながら、本機構の課題解決に向けた実務に積極的に取り組めること
- 日本語又は英語で円滑な業務遂行が可能であること
【採用日】
2026年4月1日以降 ※ 採用日は要相談
【契約期間】
次のいずれかによる。
・テニュアの場合は、任期の定めなし。
・テニュアトラックの場合は、博士の学位を有する者が5年、修士相当の学位を有する者が3年。ただし、テニュア審査の上、無期雇用に転換、または契約期間を延長する可能性あり(能力、勤務成績、その他の事情を考慮し判断する)。
【給与及び手当】
(1)給与
・福島国際研究教育機構研究職員給与規程に基づく年俸制:
毎月定額で支給される固定給と年間(毎年1~12月)の業績に対する評価を踏まえ、翌年3月に支給される業績給(賞与相当)で構成されます。
・想定年収(固定給と標準の成績を収めた場合の業績給の合計、諸手当を除く):
700万円(うち固定給分520万円)~3200万円(うち固定給分2400万円)程度
※本人の能力及び経験並びに担当する職務の複雑、困難及び責任の度等を総合的に勘案し、決定します。
(2)給与以外の手当
扶養手当、住居手当、通勤手当、単身赴任手当、超過勤務手当等の各種手当の支給あり。
(3)支給日
固定給は、原則、毎月16日に支給
業績給は、毎年1~12月の業績の評価を踏まえ、原則翌年3月に支給
【応募締切】
提出期限 : 2026年1月23日 (金) 17時まで
【詳細】
その他、詳細は以下のリンクをご参照ください。
https://www.f-rei.go.jp/recruitment/call_for_re_20251113_japanese.html